くつずれBlog

雑な記録です。

ポルトガルに行ったはなし (2日目)

朝ごはんはやっぱりシリアルでした。

前日に考えた予定では、ジェロニモ修道院に向かうことを考えていたため、とりあえずホステルから出てロシオ駅に向かいました。しかし歩いている途中にふと閃いてしまいました。

丸一日空いているなら日帰りでシントラに行った方がよくない?

そこで、前日もちょろっと寄らせてもらったカフェでnata(なんかそこらじゅうで売ってるやたら美味いタルト)とエスプレッソを頂きながら一人脳内会議を開催しました。エスプレッソで口の中も頭もキリッとします。いろんなタイミングでエスプレッソを飲むヨーロッパの文化は徐々に好きになりました。今思うとですが。

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結果、ロシオ駅に向かう途中にあるレストラウドレス駅に軌道修正し、シントラ行きの切符を購入。10~15分くらいの間隔で電車はあるみたいでスムーズに電車に乗れました。シントラ駅までは30分くらいかかったと思います。

シントラは山のなかにある都市といった感じ。どの建物も綺麗でした。ただしどこに行くにも高低差が激しく坂道ばかりなので、脚に自信のない人はシントラについてからはバスのワンデイパスチケットを購入して、移動にバスを利用した方が良いです。が、僕が行った日は観光客でめちゃくちゃ混んでたので、ほとんど歩きました。登山で鍛えた足腰を活かす場面がついに。

まずは15分程度あるいてメイン広場的なところに行きました。ここはお土産屋さんやらレストランやカフェは多々あったので、昼飯はこの辺だなと目星を付けたのでした。

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次にまたもや徒歩でレガレイラ城に向かいました。いやどんだけバス乗れんの。昨日出会った日本の旅人にここが良かったという情報をもらっていたので、期待していました。何が良いかって「Final Fantasyみたい」と言っていたことが印象に残っていました。ドラクエはやったことがなく、もっぱらFFばかりやり込んでいた僕にとってはたまらないわけです。実際訪れた感想

これはFF6ですね。

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現実離れした綺麗なお城です。屋上からの眺めも素晴らしいです。

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実に満足したところで次はお腹を満たすために昼ご飯に行きました。レストランが多数あるなか、あるお店のメニュー看板を覗いていたら親切そうな店員さんが話かけてきたので、まぁいいやと思ってそこに入ることに。

名前はよくわからんけども、『イカやら野菜をオリーブで炒めてやたらいい感じにしたやつ(仮名)』と、もちろんビールを頼みました。この店に導いてくれた店員さんに感謝です。めちゃくちゃ美味くて泣きました。しかも安い。できることなら正確な料理名を僕に教えてください。

ビールとなんかうまいやつ

涙も枯れたところで、次の目的地ムーアの城跡に向かいました。さすがにこれはバスに乗らなければならぬと判断した僕は、珍しくバスの列に並びました。列に並ぶのは本当に嫌いです。その街で人気なカレー屋さんを食べに行ったとしても、列ができているぐらいならその近くのココ壱に入るような人間です。話は逸れましたが、眺めが絶景と言われるムーアの城跡に向かったくらいから、ちょうど天気が怪しくなってきました。シントラは午後から天気が崩れる傾向にあるようです。地球の歩き方にも「ムーアの城跡へは天気の良い午前に行くのが良いだろう」とか書いてあるんですが、本当にその通りでした。地球の歩き方はよいガイドブックですが、文体が鬱陶しい。

天気はベストとは言えませんが、それでも十分でした。素晴らしい眺めです。

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シントラで行きたかったところはこれでコンプリートしました。次にシントラからシンプルにリスボンに戻るのではなく、ユーラシア大陸最西端のロカ岬にバスで向かうことにします。まずはバスでシントラ駅に戻り、シントラ駅からカスカイスという春日のような都市に向かうバスに乗車します。

バスで移動している間はさらに天気が崩れ、もう雨がザーザー降っていました。過去にいったことがあるスペインでも、ポルトガルでもいつも快晴の空ばかり見ていたので、あーこっちでも雨は降るんだなぁと思いながら外を眺めてました。そら降るわな。

だいたいバスに揺られて45分くらい経ったところで、ロカ岬に到着しました。ちょうど着いた頃から雨が小雨に変わり、そのうちに止み、遠くの雲から光が見えるようになってきました。これはこれでタイミングがいいなと少しだけ感動。ほんの少し。そりゃ晴れの方がいいもんね。

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ロカ岬から再びバスに乗り、さらに30分程度でカスカイス駅に到着です。ここからはまた電車に乗り、リスボンにあるカイスドソレ駅に向かいました。

リスボン市街に到着後はバイシャ地区にあるビアホール Trindadeで夕ご飯を頂きました。お客さんのほとんどが団体あるいはグループで、一人で飯食ってるやつなんて僕だけでした。これが一人旅の苦難か、と思いながらもこんな離れた土地で人目を気にする意味が全くないので、またもやメニューに悪戦苦闘しながらもビール3種類とエビを焼いたやつとタコのサラダを頂きました。たこはPOLVOって言うんですね。これは覚えた。本当にビールに合う料理たちです。本当に美味しい。ビールはImperialていうのが一番好きでした。ImperialとSUPER BOCKはイコールなのかな。ポルトガルで最も一般的なビールであるSAGRESより美味しい。

夕方の景色は美しい

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バイシャ地区はいい感じのレストランが多いところです。もっとたくさん行ってみたい。

いい感じにビールが回って、ホステルに戻ったあとは気持ち良く眠りについたのでした。次はポルトガル第二の都市ポルトに向かいます。ブログ読むのは簡単だけど、書くと結構時間かかるんですね。まだ2日分。忘れないうちに最終日までたどり着かなければ。