ポルトガルに行ったはなし。
もともと某サイトでブログをやっていたんですが、サービス更新のタイミングでブログ機能が失われてしまったので、はてなブログを開設してみました。Livedoorブログと迷ったんだけども。書く際に、誰が読むのかという目線を考えるのが難しいですが、適当にまた始めてみようと思います。
ここ最近の話なのですが、前職を8月いっぱいで退職し、転職先に入社するまで有給消化という名目で一ヶ月の休みがありました。今後こんな長期休みもそう簡単にはないだろうと、国内も海外も旅行に行く計画を立て、
国内は屋久島。
海外はポルトガル
と定めて旅に出てきました。屋久島のことはまぁいいとして、ポルトガルでの旅行記を備忘のために書いてみます。
まず、なぜポルトガルに行こうかと思ったかというと、理由は以下です。なんか後付けの理由がありそうな気がしてきたけども。
1. 日本人があまり行かなそう。
せっかくヨーロッパに行ったのにバケーションで来ている大量の日本人と遭遇、みたいな絵柄が好きではない。
2. リスボンに住んでいたことのある友達の薦め。
いやもうほぼこれやん、みたいなところはありますね。モチベーションの発端がこちらだったのは間違いない。
3. プリペイラリーガを見てみたい。
ポルトガルはEURO2016優勝したし。
4. 物価が安いらしい。
5. 料理が美味しいらしい。
航空券とホテルがセットになっている旅行会社のパッケージツアーに申し込むのはあまり好きではないため、いつも使う手段なのですが、ExpediaとBooking.comを使用し、個別で予約を取ることにしました。旅行会社使うと2週間くらい前に予約が必要で、柔軟性がなくて旅って気がしないです。
結果、Turkish Airlinesで往復7万という破格の航空券を見つけてしまいました。しかもトランジットも往復ともに2時間程度。なんてこったい。
次に宿について調べたところ、どうやらポルトガルのユースホステルは安くて綺麗めなところが多いようでした。綺麗だね。素敵だね。
どこの都市にどれくらい滞在するかは未定だったので、はじめの2泊分だけユースホステルを予約しておきました。リスボンハブホステル みたいな名前だったような気がします(忘)。備忘のためとか言ってる割に既に破綻しています。
■到着まで
日本からポルトガルへの直行便はないので、成田からイスタンブール経由となります。安すぎて若干心配していたTurkish Airlinesですが、サービスは全く問題なかったです。ただし国際線を利用する際にちょっと楽しみにしている機内での缶ビール。これがEFESというビールだったのですが、自分の口には全く合わずちょっと残念でした。とはいっても何本か飲みました。ぐびぐび。
成田からイスタンブールまで11時間程度かかり、イスタンブールからリスボンは4時間程度です。これはなかなか体力を消耗しました。
成田を出発したのが22時で、そこから西へ西へ進むわけですが、時間の経過と経度の変化でプラスマイナス。感覚としては常に夜中だったようなイメージでした。
工場でのラインの日雇いバイトをしたときのことを思い出すような時間の進まなさのなか、レオナルドディカプリオ主演のCatch me if you canを観ながら到着を待ちます。リスボン着は朝の11時でした。ここから1日が始まるのかと思うとちょっとげんなりしましたが、EFESのおかげか機内では割と眠れたので、疲労状況はまずまずといったところ。
ポルトガルに上陸してまず思ったのは、アジア人が本当にいないということでした。それを求めていたはずなのに、初めは少し不安に思ってしまった。ロンリネス。空港バスでリスボン市街へ移動し、まずはユースホステルへ。
とんでもない坂道を超えて、ホステル到着。
ポルトガルの人はポルトガル語しか話してくれない人も結構多い、という事前情報でしたが、さすがにホステルのスタッフは英語で対応してくれました。
イケてる感じのお兄さんがいうには、
「チェックインの時間は15時だから(そのとき正午過ぎ)、今荷物預けると3ユーロがエクストラにかかっちゃうよ」
ざくっと以上のようなことを言われました。今考えると3ユーロくらい払えばよかったんですが、宿泊費との相対比をなぜか考えてしまった。じゃあ32Lのザックを背負いながら昼飯でも食べてくるからおすすめのお店とか通りを教えて丁髷、と尋ねてみたところ地図にオススメのお店を書き出してくれました。オブリガードだよお兄さん。どれにも行かなかったけどね。
まずはサンペドロデアルカンタラ展望台の広場に来てました。
ここ、昼も夕方も相当美しいです。ポルトガルにきたんだなぁと実感です。そこでまずは景気付けのビールを一杯。ヨーロッパ特有のカラッとした晴空のもとで飲むビールは格別でした。
食前酒の役割を果たしてくれたビールのおかげでお腹がめちゃくちゃ空いてきました。
その後、Gira-solというレストランに行きました。観光向けではなく、リスボンの人々の台所といった雰囲気。その分安くて美味しいという評判ですが、もちろんメニューはポルトガル語onlyだし、店員さんもまた然り。
まずは焼きイワシを食べたかったので地球の歩き方の写真とかで伝えてまず出てきたメニューが実に惜しい。アジでした。
料理の待ち時間、その時着ていたTシャツがドイツで買ったオクトーバーフェストTシャツだったため、近くの席に座っていたおそらくドイツ人のおじさまが嬉しそうに話しかけてくれました。こういう絡みはちょっと楽しい。
で、料理が出てくるとスペインやポルトガル独特の食べ方であるオリーブオイルとビネガーをかけ、あっさり美味しくいただきました。でも一品だけでお腹一杯になります。これが一人旅の難点かもしれません。一品だけで満たされてしまう。とはいえ満足。
ここのお店でご飯を食べていたところ、日本人の一人旅と思われる女性が来店。ちょうど近くに座ったので旅の情報を聞く事ができました。昼ご飯を食べた後のことも含め、リスボンで何をするか全く決めていなかったので、どこの観光地が良かったか聞けて本当に助かりました。ありがたや。
とりあえずサンジョルジェ城から街を見下ろす風景がすごいとのことなので行ってみることに。リュック背負っての坂道にあう〜となりましたが確かに美しい風景でした。
次にリスボン大聖堂で休憩し、アルファマ地区をぷらぷらしてました。アルファマ地区は夜になるとFadoの演奏がそこらじゅうから聞こえてくるいい雰囲気の街のようなのですが、さすがに歩き疲れて宿に戻ることにしました。先述のサンペドロデアルカンタラ展望台の夕日が素晴らしかった。
ユースホステルに泊まるのは学生の時アメリカに行った時ぶりなので、8年ぶりかな。独特の雰囲気にちょっと初めは戸惑うけど、海外の人たちは日本人と違ってやはりかなり気さくでじゃんじゃん話かけてきました。
どこから?日本?日本すごい行ってみたい。京都ていいところ?こちらはフランス。名前はルーク。そうそうルークスカイウォーカーのルーク。よろしく。
みたいな会話をした記憶があります。飲みに行かないの?てなことも言ってくれたけど、フライトの疲れでぐったりでした。21~22時くらいに眠りについてしまった。だけど日中動き回って夜に寝た初日のおかげで、ポルトガル滞在時は時差ぼけなく過ごせたと言えました。