くつずれBlog

雑な記録です。

ポルトガルに行ったはなし (7日目: 最終日)

2016年9月20日

リスボンで起床。

日本への帰国日になってしまった。フライトは15:45なので14時くらいには空港に着きたい。てことはお昼過ぎくらいにはリスボン市街を出発しておきたい。てことは午前中は暇。ということで初日にリスボンのレストランで旅行者におすすめしてもらったジェロニモ修道院に行ってみることにした。

壮大さを伝えるほどの語彙がないので写真だけ載せておく。

ジェロニモ修道院。壮大である。

次に近くにある発見のモニュメントを見てみたいと思って徒歩で移動。するとすごい勢いで工事をしていた。なんてこったい。

代わりにベレンの塔に行ってみた。海辺にあり展望もよく良い場所なんだけど、そこでポーズを決めている人たちがシュールで印象に残った。

発見のモニュメント (工事中)
ベレンの塔

宿に荷物を回収しに戻ることにするが、空港に向かう前にどうしても再度寄っておきたいところがあった。昨日ヴィーニョ・ヴェルデを飲んだお店である。あの味が忘れられないので、もう一度飲んでおこうと思った。地元の人たちのスタイルでカウンターに立ち、ジャラジャラとコインで支払ってグイッと1, 2杯飲んで出てきた。やはり美味しすぎた。またいつか絶対飲みに来ようと心に決めたのであった。*1

帰る前に一杯

乗り継ぎのイスタンブール行きの機内での缶ビールは嬉しいことにEFESではなく、Carlsbergだった*2 。ぐびぐび。機内で隣に座っていた旅人風女性はずっと中国人かなと思っていたんだけど実は日本人で、イスタンブール到着直前にお互いに「あー日本人だったんですね」となった。自分は韓国人あたりに見えたのだろうか。久しぶりに日本人と会話できる喜びで互いのポルトガル滞在の思い出をめちゃくちゃ喋ってしまった。イスタンブール空港でも一緒に暇つぶしをして記念撮影してバイバイした。元気にしてるかな。

空港や機内や

日本に帰国し、川崎に帰ってきたときには日付は9月21日になっていた。帰った当日に会社の同期や近所の友達と居酒屋で飲んだのも楽しかった。日本の居酒屋とビールはやっぱり美味い。旅の終わりを感じた。それと、帰国から1週間は酷い時差ボケに悩まされたのであった。

結び

7年越しに追加で書いたポルトガル旅行記の3日目以降、忘れていることがかなりあった。旅の記録にはその時どう思ったかとか、どんな会話があったかとか、些細な出来事ほど残しておきたいと思っているけど、そういったポイントは3日目以降には無い。その意味で、書いた価値があったのか思ってしまうが、中途半端で終えるよりは良かったとも思う。今後、これをきっかけに思い出すことがあればちょこちょこ追記したいと思っている。

また、こうやって行動を振り返ってみるとあまりにも無計画で非効率で、無駄な動きが多い。ポルトからアゲダまで南下してるのにまたポルトに戻ってトンデラに南下したり、ベレンにも2日連続行っていたり。ただ、そうやって行き当たりばったりで行動できるのが、一人旅の良さなのかも知れぬ。

*1:2年後に実現した

*2:行きのフライトでEFES美味しくなかった

ポルトガルに行ったはなし (6日目)

2016年9月19日

リスボンのホステルで目覚める。

この日は夜にベンフィカの試合を見に行くことがメインの予定なので、日中はリスボンの街中をブラブラすることにした。

お昼は、地球の歩き方を見て気になった Zé dos Cornos に行った。そこでは緑のワインという意味のヴィーニョヴェルデを飲むことができた(長いので緑ワインと書きます)。近所のおっちゃんがパッとお店に現れては、カウンターに立ち、ポケットからコインを出して1, 2杯ワインを飲んで帰るような光景がよく見られた。現地の人の日常を感じられるお店はグッと来るものがある。

初めはビールを飲んでいたけど、その光景を見て自分も飲んでみたいと思い、カウンターのサーバを指さして注文した。サーバから注がれた緑ワインは、パッと見は白ワインなんだけど、よく見ると白ワインよりもうっすら緑色に見える。なるほど、だからヴィーニョ・ヴェルデなのね。で、ほんのり炭酸がきいていてめちゃくちゃ美味しい。しかも1杯1ユーロ未満とびっくりするほど安い。美味しすぎて3杯くらい飲んでしまった。

あとはお店の名物である骨付きの肉も食べた。ビール・緑ワイン・赤ワインとお昼からたくさん飲んでしまった。

一旦宿に戻って部屋の窓を開けていたら入ってくる外の風が気持ち良すぎて、そのまま昼寝してしまった。ヨーロッパ旅行中に昼寝するなんて贅沢過ぎるけど、めちゃくちゃ気持ちよかった。お昼のワインが効いてるだけなんだけど。

ベッドから見える白い窓枠と、その奥に広がる青い空の光景が脳裏に焼き付いている。写真撮っておけばよかった*1

maps.app.goo.gl

朝散歩
美味すぎたヴィーニョヴェルデ

ベンフィカの試合は夜20:30キックオフとかなり遅いので、まだまだ時間がある。リスボンからテージョ川を跨いで南にあるアルマダに行ってみることにした。Belem駅の近くに船着き場があり、そこから船でアルマダに渡ることができる。船から見えるリスボンの街並みがまた綺麗だったけど、写真だとあまり伝わらない。

アルマダにはおしゃれな通りがあってそこに飲食店が立ち並んでいた。お昼あんなに食べたのに、イワシを食べている人につられ、夕ご飯として食べた。初日に食べたのがイワシでなくアジだったのでリベンジイワシである。メニューを眺めていると、"シュリンプ" という文字が目に留まり、エビも良いなと思って頼んだところ、想定していたよりもオシャレな一品が来た。一人で食べているのがなんだか虚しくなってしまった。

リスボン
アルマダ行きの船の上から
イワシとおしゃれシュリンプ

ダラダラ過ごしたあとリスボンに船で戻り、ベンフィカの公式ユニフォーム*2を購入して、ベンフィカの本拠地であるエスタディオ・ダ・ルスというスタジアムに向かった。

トンデラのスタジアムと違い*3、収容人数65,000人という巨大スタジアムにかなり興奮した。しかも月曜というど平日にも関わらず、50,000人を超える観客が来ていた。サッカーへの熱狂度が日本とは全然違う。現地での熱狂を感じるためにホームのゴール裏の席で観戦することにした。試合前のオープニングセレモニーで、ベンフィカのシンボルである鷲がスタジアムを飛ぶパフォーマンスを観ることができた。動画は撮らなかったけどYouTubeにいくつか上がっているので、下に貼っつけておく。

試合は ベンフィカ 3-1 ブラガで見事にベンフィカが勝利した。熱い試合を見ることができた。良いプレーに対する拍手喝采や、相手チームへのブーイング、惜しいシーンでの「ウー!!!」という観客のうめき声、ゴールした時に皆が立ち上がってチャント (応援歌) を歌うシーンが特に印象に残った。日本のスタジアムとは何か雰囲気が違う。試合中の様子を少し動画に撮ったら得点シーンが撮れたのでアップしておく。

本拠地での試合に満足し、歩いて宿に向かっていると昨日と同様、東洋人がベンフィカのユニフォームを着ていることが珍しいのか、何人かに話かけられた。ポルトガルの人々はサッカー好きだな。

翌日は日本に帰る日。

youtu.be

試合前の鷲

www.youtube.com

エスタディオ・ダ・ルス

平日でこんなにお客さんが入る

*1:2023年現在時点でそのホステルを調べたらかなりリフォームされていた。残念

*2:FCポルトのときはケチってレプリカを買っていた

*3:トンデラのエスタディオジョアン・カルドーゾは収容人数5,000人

ポルトガルに行ったはなし (5日目)

2016年9月18日

FCポルトのアウェイゲームを観にトンデラまで行く日。

朝起きて2泊したポルトの宿にお別れを。特に宿のお姉さんにはかなり親切にしてもらったので、記念に一緒に写真を撮ってから宿を出てきた。その後バスに乗る前に、なんか美味しい魚介類の串を食べて腹ごしらえをした。

ポルトの宿とお別れ

ポルトからは、高速バス2本に乗ってトンデラまで行った。どこで乗り換えたかは忘れてしまったけど、なんもないところで暇を持て余した記憶がある。そしてトンデラに到着後もとんでもない街に来てしまったと感じた。スタジアムがあるエリアだからか、長閑過ぎた。CDトンデラというチーム自体、2014年まで2部リーグにいたようだし*1、日本人観光客でトンデラに来たことある人なんてそうたくさんも居ないような気がする。

スタジアムは練習場か? と思うような小ぢんまりしたところだった。収容人数は5,000人とのこと。ホーム側の応援席の客入りはまばらだったが、FCポルトは流石に強豪チームだけあって、アウェイ側の席は超満員でみな熱狂的だった。試合はポルトが圧倒するかと思いきや、なんと0-0のスコアレスドローという残念な結果だった。でも、世界的強豪であるFCポルトの試合を小さいスタジアムで間近で観られたのはすごく贅沢とも言えた。

昨日ポルトの街で買ったレプリカユニフォームのお陰か、スタジアムで観戦中や移動中に、FCポルトサポーターから何回か話しかけられた。向こうからしたら、なんで東洋人がこんなところまでFCポルトの応援しに来てるんだ?と思うのは当然か。

トンデラのスタジアム周辺

試合観戦後は、リスボン行きの高速バスを待つ。リスボンに到着するのは深夜0時を超えるようだけど、ちゃんと宿にチェックインできるか。そんなことを考えながらホットドッグとビールを食べた。道中、ほんとにこれリスボン向かってんのか?と不安に思うこと多々。ちゃんとリスボンに到着したときは安心した。

着いた宿でも深夜チェックインでき、夜遅くまでパソコンでネットサーフィンしてる男性がいた。スタッフなのか宿泊客だったのか未だに分からない。その人にSLベンフィカの試合を観に行きたい旨の相談をし、翌日にリスボンでのSLベンフィカのホームゲームがあることを知った*2。チケットの取得方法を教えてもらった。あと、YouTube動画で鷲のセレモニーについて教えてもらった。これについては翌日の記事で後述する。

移動ばかりの一日になってしまったけど、FCポルトの試合を観れてよかった。翌日はベンフィカの試合を見に行こうと決めた。

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ホットドッグ食べながらバスを待つ

ガラガラの高速バス受付

*1:CDトンデラは21-22年シーズンの戦績不振で22年にまたもや2部リーグに降格してしまった

*2:リスボンを本拠地としたサッカーチームは2つあり、どちらも強豪チーム。SLベンフィカスポルティングCP

ポルトガルに行ったはなし (4日目)

2016年9月17日

ポルトで起床。

朝起きてからは、昨日に行ってみようと決めていたドウロ川の向こう側にあるワインセラーに向かうことにした。途中見つけたカフェでなんかのスープと朝ビールをした。次にドン・ルイス1世橋を昨日に引き続き再度渡る。ドウロ川と街並みは朝から本当に綺麗だった。

いくつかあるワインセラーのうち、CALEMというところに入ってみた。選択基準は特に何もない。セラー内を案内してくれるツアーに参加してみたところ、綺麗なお姉さんの超早口英語による解説が始まった。高速英語は殆ど分からなかったけど、目の保養になったので良しとする。また、いくつかポートワインを試飲できたので良かった。

なんかのスープ

街並みが本当に綺麗
CALEMでポートワインを試飲

CALEMを後にした次は、今日のメインイベントであるアゲダに向かうこととするが、小腹が空いたので軽くご飯を食べる。サラダを食べるなんて健康志向である。

ポルトのサンベルト駅からはローカル線を2回乗り継がなければならず、本数も少なくて下調べも面倒なんだけど、ローカルな風景を眺めたり、ローカル線らしくボロボロな車両に乗ったりとなかなか飽きない。

  • サンベルト駅→カンパニャン駅
  • カンパニャン駅→アヴェイロ駅
  • アヴェイロ駅→アゲダ駅

ランチはサラダ

ローカルな車両

アゲダに到着。目的の通りなんだけど、アゲダはとにかく傘傘傘。
傘の種類も透明なものがあったり多様で良かった。特に、透明な傘が白い壁に映り込んでいる様が特に綺麗だった。とにかく写真をパシャパシャと撮りまくった。一眼レフをなんで持ってこなかったんだろうか。

ただ、逆に言うと傘を撮るしかすることがない。ここでも歩き疲れ、かつヘルシーな昼食では足らなかったため、チキンをグリルしたものとコーラを食べて休憩。やはりすごい量のポテトが付いてくる。腹かつかつである。

傘傘

本当の昼食

いろんな意味でアゲダがお腹いっぱいになったところで、再び電車を乗り継ぎまくってポルトに帰った。宿に戻る途中、FCポルトのレプリカユニフォームを見つけたので買ってみた。宿でこれを着て過ごしていたらスタッフが喜んでいた。やっぱり日本と違って皆サッカー好きなんだと思った。

残念ながらポルト滞在中にFCポルトのホームゲームは無く、翌日にCDトンデラ *1 というチームとのアウェイゲームがトンデラという街であることを知った。これは行くしか無いと、宿のお姉さんに相談をしたところ、これも交通がかなり面倒そうだった。結果として高速バスを2本乗り継いで行くのが最も簡単そうだった。

なので、翌日はポルトから2本の高速バスに乗ってトンデラに行き、試合観戦後にトンデラからリスボン行きの高速バスに乗る、という計画を立てた。航空券は往復で買っていたので、いずれはリスボンには戻らなければならない。次の日の計画が決まったところで近くのレストランで貝をトマト煮したものと白ワインを頂いた。お店の雰囲気も良かった。

明日は無事に2度の大移動ができるのか。移動が多い日の前日は不安が募ってしまう。

良い雰囲気のお店で夕食

*1:Clube Desportivoでスポーツクラブの意らしい

ポルトガルに行ったはなし (3日目)

記憶

ポルトガル旅行の記録2日目で頓挫した7年前。データを引っ張り出してきて、写真と時刻を見たら思い出しながら書けるのでは?
ということで思い出しながら書くことにした。思い出せないところは写真だけ貼っておく。

3日目 (2016年9月16日)

この日はポルトに向かうことにした。まずはサンタ・アポローニャ駅まで行ったが、ポルト行きの乗りたい電車まで1時間弱あったため、駅周辺のカフェでひとり作戦会議(ビール)

ポルトのあるサンベルト駅までは3時間ほどかかるようである。

サンタ・アポローニャ駅で電車の出発を待つ

ターミナル感のある駅が好き

ポルトの橋が見えてきた

ポルト到着

サンベルト駅は壁にアズレージョという方式で作られた絵画があり、なかなか見応えがある。電車出発前のひとり会議や乗車時間の意味なく、ポルトでの予定は泊まる宿しか決まっていない。

とりあえず腹が減ったので街の方まで歩いて適当にご飯を食べる。ここでは2品頼んだ。チキンのやつとタコのやつ。ただ、頼んでもいないポテトがデフォルトで付いてきて、このポテトが満腹感を不要に満たしてくる。一人旅のご飯ってほんと大変。

サンベルト駅の絵画

ポテト要るかな?

腹かつかつになったところでまた街ブラを開始。とりあえず地球の歩き方に書いてある綺麗めな教会を目指して適当に歩いた。アズレージョが綺麗なサント・イルデフォンソ教会。塔と隣接しているクレリゴス教会に寄った。塔に登って街を見下ろすとポルトのドウロ川沿いの町並みが素晴らしかった。ということで次はドウロ川沿いに向かうことに決めた。オレンジ色の屋根で統一されているのっていいよな。

サントイルデフォンソ教会

クレリゴス教会(逆光ver)

塔から見下ろす町並み

川の近くまで来た

橋から見下ろすドウロ川

猫さん

ドン・ルイス1世橋を渡って向こう岸に渡ると、ワインセラーが立ち並んでいた。明日あたりに行ってみようと決めて橋を戻り、とりあえず川沿いを歩くことにした。そこではポルトの学生がギターやタンバリンを使って演奏をし、踊ったりしていた。渋いメロディと横にステップを踏みながら歌う感じが心地よくて聴き入ってしまった。動画を撮ったのでYouTubeにあげて貼っつけておく。ただ、途中のタンバリンのパフォーマンスだけはよく分からん。

ドウロ川

youtu.be

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日が暮れてきたのでとりあえず泊まる予定のユースホステルを目指す。住所とだいたいの地図の絵をメモしてあったけど、このあたりであろうと思われる場所の周辺を彷徨ってしまった。どんどん暗くなり不安感が高まってきたところで、なんとか探すことができた。危ない。宿のお姉さんはすごく明るい人で、不安になっていた心が少し救われた感覚があった。

泊まった部屋は2段ベッドが4, 5セットほどある男女共同の部屋で、自分は2段ベッドの上側だった。今日もたくさん歩いたな、とゴロゴロしていたら1段目が日本人のお姉さんだった。ポルトで会った第一日本人が2段ベッドの1段目にいるとは。もう一人日本人女性がいて、どうやらふたり旅をしているとのこと。Google Mapのオフラインマップをダウンロードしておくと良いとアドバイスをもらった。そんな機能あったんすか。

4日目は傘の飾りで有名なアゲダに行ってみることにする。

https://maps.app.goo.gl/JXHyLFxL8vKvLx3i6?g_st=ic

宿で缶バッジもらった

宿の壁にあった落書き。一人旅してると確かに、と思う。

過去の旅行のログの続きを書きたい

過去に書いたポルトガル旅行記が旅2日目で終わってしまっている。当時の写真を見ながら記憶を辿り、なんとか書き切るにしても時間が経ち過ぎている。とは言いつつも、近いうちにチャレンジしてみようかな。在宅勤務と自粛生活(一応継続してる)で時間はかなり捻出できるはず。

久しぶりのブログ過ぎて何が言いたいのか全くよくわからないけど、Twitterじゃなくてこちらにもたまには書こう。誰が読んでるわけでもないけど。いやむしろ誰も読んでない。

ポルトガルに行ったはなし (2日目)

朝ごはんはやっぱりシリアルでした。

前日に考えた予定では、ジェロニモ修道院に向かうことを考えていたため、とりあえずホステルから出てロシオ駅に向かいました。しかし歩いている途中にふと閃いてしまいました。

丸一日空いているなら日帰りでシントラに行った方がよくない?

そこで、前日もちょろっと寄らせてもらったカフェでnata(なんかそこらじゅうで売ってるやたら美味いタルト)とエスプレッソを頂きながら一人脳内会議を開催しました。エスプレッソで口の中も頭もキリッとします。いろんなタイミングでエスプレッソを飲むヨーロッパの文化は徐々に好きになりました。今思うとですが。

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結果、ロシオ駅に向かう途中にあるレストラウドレス駅に軌道修正し、シントラ行きの切符を購入。10~15分くらいの間隔で電車はあるみたいでスムーズに電車に乗れました。シントラ駅までは30分くらいかかったと思います。

シントラは山のなかにある都市といった感じ。どの建物も綺麗でした。ただしどこに行くにも高低差が激しく坂道ばかりなので、脚に自信のない人はシントラについてからはバスのワンデイパスチケットを購入して、移動にバスを利用した方が良いです。が、僕が行った日は観光客でめちゃくちゃ混んでたので、ほとんど歩きました。登山で鍛えた足腰を活かす場面がついに。

まずは15分程度あるいてメイン広場的なところに行きました。ここはお土産屋さんやらレストランやカフェは多々あったので、昼飯はこの辺だなと目星を付けたのでした。

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次にまたもや徒歩でレガレイラ城に向かいました。いやどんだけバス乗れんの。昨日出会った日本の旅人にここが良かったという情報をもらっていたので、期待していました。何が良いかって「Final Fantasyみたい」と言っていたことが印象に残っていました。ドラクエはやったことがなく、もっぱらFFばかりやり込んでいた僕にとってはたまらないわけです。実際訪れた感想

これはFF6ですね。

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現実離れした綺麗なお城です。屋上からの眺めも素晴らしいです。

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実に満足したところで次はお腹を満たすために昼ご飯に行きました。レストランが多数あるなか、あるお店のメニュー看板を覗いていたら親切そうな店員さんが話かけてきたので、まぁいいやと思ってそこに入ることに。

名前はよくわからんけども、『イカやら野菜をオリーブで炒めてやたらいい感じにしたやつ(仮名)』と、もちろんビールを頼みました。この店に導いてくれた店員さんに感謝です。めちゃくちゃ美味くて泣きました。しかも安い。できることなら正確な料理名を僕に教えてください。

ビールとなんかうまいやつ

涙も枯れたところで、次の目的地ムーアの城跡に向かいました。さすがにこれはバスに乗らなければならぬと判断した僕は、珍しくバスの列に並びました。列に並ぶのは本当に嫌いです。その街で人気なカレー屋さんを食べに行ったとしても、列ができているぐらいならその近くのココ壱に入るような人間です。話は逸れましたが、眺めが絶景と言われるムーアの城跡に向かったくらいから、ちょうど天気が怪しくなってきました。シントラは午後から天気が崩れる傾向にあるようです。地球の歩き方にも「ムーアの城跡へは天気の良い午前に行くのが良いだろう」とか書いてあるんですが、本当にその通りでした。地球の歩き方はよいガイドブックですが、文体が鬱陶しい。

天気はベストとは言えませんが、それでも十分でした。素晴らしい眺めです。

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シントラで行きたかったところはこれでコンプリートしました。次にシントラからシンプルにリスボンに戻るのではなく、ユーラシア大陸最西端のロカ岬にバスで向かうことにします。まずはバスでシントラ駅に戻り、シントラ駅からカスカイスという春日のような都市に向かうバスに乗車します。

バスで移動している間はさらに天気が崩れ、もう雨がザーザー降っていました。過去にいったことがあるスペインでも、ポルトガルでもいつも快晴の空ばかり見ていたので、あーこっちでも雨は降るんだなぁと思いながら外を眺めてました。そら降るわな。

だいたいバスに揺られて45分くらい経ったところで、ロカ岬に到着しました。ちょうど着いた頃から雨が小雨に変わり、そのうちに止み、遠くの雲から光が見えるようになってきました。これはこれでタイミングがいいなと少しだけ感動。ほんの少し。そりゃ晴れの方がいいもんね。

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ロカ岬から再びバスに乗り、さらに30分程度でカスカイス駅に到着です。ここからはまた電車に乗り、リスボンにあるカイスドソレ駅に向かいました。

リスボン市街に到着後はバイシャ地区にあるビアホール Trindadeで夕ご飯を頂きました。お客さんのほとんどが団体あるいはグループで、一人で飯食ってるやつなんて僕だけでした。これが一人旅の苦難か、と思いながらもこんな離れた土地で人目を気にする意味が全くないので、またもやメニューに悪戦苦闘しながらもビール3種類とエビを焼いたやつとタコのサラダを頂きました。たこはPOLVOって言うんですね。これは覚えた。本当にビールに合う料理たちです。本当に美味しい。ビールはImperialていうのが一番好きでした。ImperialとSUPER BOCKはイコールなのかな。ポルトガルで最も一般的なビールであるSAGRESより美味しい。

夕方の景色は美しい

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バイシャ地区はいい感じのレストランが多いところです。もっとたくさん行ってみたい。

いい感じにビールが回って、ホステルに戻ったあとは気持ち良く眠りについたのでした。次はポルトガル第二の都市ポルトに向かいます。ブログ読むのは簡単だけど、書くと結構時間かかるんですね。まだ2日分。忘れないうちに最終日までたどり着かなければ。